管理番号 |
新品 :Z6495098904
中古 :Z64950989041 |
メーカー | ■第一部《A-2》◆マチートのパチャンガ時代▼テディー・レイグが目指したもの | 発売日 | 2025/02/19 17:44 | 定価 | 7388円 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
原型 | 渡部沙朗結 | ||||||||
カテゴリ |
CARL. LEFTY AND MARTY US Orig 10inch Hillbilly ロカビリー
US Orig PEE WEE KING 7ep TOP COUNTRY HITS ロカビリー
ARTHUR (GUITAR BOOGIE) SMITH US Original 10inch FINGERS ON FIRE ロカビリー
GENE AUTRY US Orig 10inch WESTERN CLASSICS
US Orig COWBOY COPAS LP HYMNS AND SACRED SONGS
【LP】譚詠麟/愛人.女神(6380 228香港PHILIPS1982年美品アランタムALAN TAM広東語)
HAWKSHAW HAWKINS 7ep KING-231 DOG HOUSE BOOGIE ロカビリー
SPEEDY WEST US Original T-1835 LP GUITAR SPECTACULAR スチールギター ロカビリー
US Orig MARVIN RAINWATER 7ep VOL.2 ロカビリー
★即決 Son Palenque / Afric Erotic クンビア SON
ARTIST・・・
永田氏が放送した内容が以下の曲である。
B3:”娘たちのために” A6:”アレックス・マンボ” B1:”パチャンガ・メレンケ第2番” B2:”オジェ・ラ・バンダ”・・・
マチート/THE NEW SOUNDO-1084(LP)
注):このシリーズは『第一部~第五部』《A-E:全15編》で構成されている。順序通りに読まれる事をお勧めする。
A-2 ことの始まりは永田文夫氏の一言からだった(1970年)
マチート楽団と言えば1940~50年代(DECCA盤:2枚)の作品(アフロ・キューバン・ジャズを除く)が有名だが、それは中村とうよう氏からの影響であると思う。しかし、他の作品にも出合うに連れて、中村さんとの評価基準にズレを感じるようになっていた。
だが、それは、その時点での彼の好みであって、それは時と共に変わり、私もまた変わってくるのは当然の成り行きといえる。
マチート楽団のアルバムの中で私が一番好きな時代の演奏は米国でTICOレーベルから60年代にリリ-スされた3枚(TICO-1084 、1090、1094)である。しかし、私がこれらの3枚を全部揃えるまでには、これから20年以上(1991年迄)の歳月を要することになる。
そもそもの始まりは、永田文夫氏が担当の、NHK FM(1966-68年迄)のラジオ番組、ラテン・タイムで聴いたマチートの曲であった。他のどの音楽よりも断然圧していたのである。彼が放送する曲は同じキューバ系でも私好みのものが多かった。これこそ、私が求めるキューバ音楽であり、そのレコードの正体を知りたくなった。
そんなこともあり、その一年後の大阪万博(EXPO’70)で催されたキューバンカーニバルのパーティーに招待された時、同席していた永田文夫氏に、この件を伝えると永田氏はそのレコードは私がライナーノーツを書いた日本盤がルーレットで出てるよ。『あれは10年程前になるかなあ・・その日本盤から選曲したんだよ、同じシリーズのマチートが、もう1枚あるよ』、と嬉しそうに語ってくれた。更に今までのマチートとのサウンドの違いを問うと、“プロヂューサーがジャズ畑のテディー・レイグに変わってスイング感が増したんだよ” といっていた。
そこで、既に所持し演奏内容も同じであった別のUSA盤『マチート/VARIEDADES』を調べると、『プロデ゛ュース:テディー・レイグ』と記されていた。正にタイトル通りの “ザ・ニュー・サウンド・オブ・マチート” だったのである。
その『テディー・レイグ』の経歴については『第十二章アフロ・キューバン・ジャズ物語 KENYA編【テディー・レイグ】』を参照のこと。
『テディー・レイグ』が手掛ける作品(アルセニオ/PRIMITIVOなど)はセールス(ヒット)に恵まれないというジンクスがある。その意味ではマチートのこのシリーズも時代を先取りしていたのかもしれない。