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＊アール・ヌーヴォーの巨匠が描く神秘の世界＊　　　　　　　【白い象の伝説】芝居「ジスモンダ」のポスター製作により、一夜にして有名画家となったミュシャ。大流行作家になった後も、生涯に渡りこだわった挿絵の製作。女流作家ゴーディエの透明感ある文章と、ミュシャの繊細なタッチが創り出す美しいハーモニー。　＊こちらは、1884年に発行された初版のリトグラフを額装(42㌢×45㌢)したものです。＊この原画は、もともと水彩色されていたようですが、当時の印刷の一般的技法としてモノクロで出版されています。(この本は初版から好評で1930年代初頭までロングセラーが続きます)【詳細】アルフォンス・ミュシャ（1860〜1939)」挿絵、ユディット・ゴーティエ著、リトグラフ(版上サイン有14 ㌢×19.5㌢)【状態】古いものなので全体的にヤケやシミ等ありますが、経年のわりには特に目立った大きな問題はなく比較的綺麗な状態です。【あらすじ】「高貴な者は死ぬと象になり、王だった者は白い象になる」と、その年老いた象は言った。野生の世界から、シャムの王宮へと連れて来られた白い象。数奇な人生を送る事になった象と、王宮の姫パールヴァティとの哀しくも美しい愛の物語。〘ああ、できることなら、群れで私の事を嘲っていた連中に、人間がどんな風に私をもてなしているかを見せてやりたい!〙象の一人称で語られるエキゾチックなアジアの国々。蓮の華が香り、風に乗って聞こえて来る優しい音色。人間の存在を矮小し、前面に描かれる熱帯の動植物達。ミュシャの手法により、一層存在感を増すはかなくもたくましい白い象の存在。＊特にページ大7点（①〜⑦）の作品については「彼の挿絵の技術を代表するものであり、ドイツ歴史書用に彼が製作した最高の作品に匹敵する/参考資料より」＊⑥は完売【ページ大②説明】ある日、見なれない象に導かれ王宮に連れて来られた白象。そこはシャムの王都バンコクでした。驚く事に、街では人々が白い象を見ようとお祭り騒ぎ。〘私の肌がただ白いがために熱狂する人々。象にとっては欠陥と思われた事が、人間にとっては称賛に値するものだったのです。〙王様は私の頭の上に金や宝石が組合された冠を載せてくださり、群衆はずっとひれ伏したままだったのです。